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2010年 08月 01日 ( 1 )

7/25 勉強会レポ 『一日完結ワークショップ』

7/25(日) 11:00~19:00 @岩戸地区会館・会議室

◆◇◆声と身体の処方箋・定期勉強会◆◇◆
『一日完結ワークショップ』

■リーダー:江野澤 雄一

【レポート】
江野澤くん主導での勉強会は、これが2回目。
今回は時間を8時間に伸ばし、一日がかりで「戯曲を読む」ということへじっくり取り組んでゆこうという趣旨の元で行われた。

自分が受けていて最も興味を惹かれたのは、江野澤くんが「時間」というものにかなりのウェイトを置いているのだなということ。

導入時にもアップとして、5秒~1分の制限時間を設け、その時間の中で何でもいいから思い付いたことや嘘のエピソードを話してもらったり、また、シアターゲームの際にも、メトロノームを用いて各人の身体リズムに負荷を加えてみたりと、各メンバーの時間の流れ方の違いを浮き彫りにさせる仕掛けを多く盛り込んでいたので、参加している身としてもなかなか興味深い発見がいくつかあった。
また、それは実際に戯曲を読む段に入っても、メトロノームを入れたり入れなかったりそのリズムも早めてみたり遅めてみたりと、盛んに身体リズムに働き掛けていたので、同じシーンを返していてもその一つひとつが毎回違った感覚でやり取りが進んでゆくので、思いもかけない方向へとやり取りが転がってゆく瞬間があって面白いなと感じた。

この手法は、演出からしてみれば様々な応用を利かせ易い手法なのではないかなと思う。

例えば、メトロノームを使って仲のよい役2人のシーンを何度か稽古を返した後に、その2人とは仲の悪い役との3人のシ-ンを今度はメトロノーム無しで行ってみることで、最後に入った3人目の俳優の身体リズムと先の2人とでは微妙にズレが生まれ、自然と2対1の関係が浮かび上がってくるのではないか、と思うのだ。
まあ、とはいっても最終的にその身体リズムを掴んで作品に反映させるのは俳優自身の問題になってくるのだろうけれども、こういう仕掛けによって生まれる発見を利用してゆくようなアプローチが創作の場であることは、作品の可能性の拡がりという面からも非常に有効な気がする。

また、演出だけでなく、きっと指導者的な視点からも、このアプローチ法は色々と利用できるんじゃないかなと感じていて、だから、今回のWSでのこの経験は、かなり有り難い経験であったと思う。
自分も「時間」をテーマにしたエクササイズはいくつか考えてはいたのだが、今回のWSで行っていた江野澤くんの切り口は、自分のそれとはまた違ったものであったので色々とヒントになったし、これからに向けてもかなり視界が開けたような気がする。


他にも収穫の沢山あるとても有意義な一日であった。
が、参加者の数はもう少し増やしたいなとは思う。
せめて今回の参加者数+3名くらいは欲しいなと。

これは主催者側である自分の問題だ。
もちろん時期的な問題もあるのだろうが、そんなことは理由にはならない。
どうしたら人を集めることができるのか、そこら辺のことをしっかり考えてゆかねば、せっかくの有意義な時間が勿体無さ過ぎる。

江野澤くんとはまた来月辺りにWSを行おうかと話しているので、そこまでにちゃんとこれまでの総括を含め、今回生じた課題をどうしたら解消できるのかについて具体的に考えたいと思う。
by syohousen | 2010-08-01 22:49 | レポート(勉強会)