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2010年 04月 02日 ( 1 )

4/1(木) 勉強会レポ 『発声診断』

4/1(木) 18:15~21:45 @下北沢区民集会所

◆◇◆声と身体の処方箋・定期勉強会◆◇◆
『発声診断』

■リーダー:横山 真

【テーマについて】
今回は完全に横山の都合で行わせて頂きます。

内容的には、マンツーマンで発声を診断し、対処法を提供するという、普段自分が毎週金曜に行っている『声と身体の定期診断』と同様のものとなります。


最近、定期診断の方が自分のスケジュールの都合やら参加希望者の減少やらで、たまの開催になってしまっているため、ボイトレ講師としての勘を鈍らせないためにもここらで自分のボイストレーナーとしてのあり方を見つめ直す機会が欲しいなと思ったのです。

ただ、これは当然なのですが、料金をもらって行っている公式の診断と同じようには行わず、ボイトレ講師としての実践的な訓練の場として皆さんに協力して頂く形になると思います。
また、多少実験も行うかもしれません。

【レポート】
今回は、純粋にボイストレーナーとして、「人の声を診て、対処法を提供する」訓練の場として参加者の皆さんに協力してもらったのだが、やはり実際に色々なタイプの人を診ることを続けていないと、すぐにその勘は鈍ってしまうんだなということを実感した。
まあ、それも最初の十数分程度の時間のことで、自分のリズムを取り戻してからは、だいぶこれまでの間に色々と温めていたアプローチの方法などを試しつつ行えるようになったため、非常に有意義な3時間半となれたような気がする。

ただ、人の声を診る、という行為は非常に独特な消耗の仕方をするため、そこの部分でここ最近のブランクが響いてしまったように思う。
この時も終盤になって、明らかに声の現状に対する対処法やそれを伝えるために用いる言葉等の選び取り方の精度が落ちていて、また、場の進行にも停滞が生じ気味であった。


きっと、開催時間に対するペース配分にも問題があったのかもしれない。

が、自分としては、たったの3時間半の時間も全力疾走できない体力のなさの方をどうにかしてゆきたいと思う。

自分は、最初の人と最後の人で診断の精度が全く変わることなく、しかも全ての人に全力で向き合ってゆけるような力を身に付けられるようにしたい。
たぶん、そんな青臭い発想では身がもたないし続かないよと言う人もいるのかもしれないけれども、自分は、そういう向き合い方以外の方法を採れるほどに器用な人間ではないし、なにより自分自身がそういう全力で人と向き合ってくれるような人に指導をしてもらいたいと思っている人間なので、誰に何と言われようとも、このこだわりは捨てずに今後もやっていきたい。
それでもしこのやり方でうまくいかないことが続くのだとしたら、それはそのやり方が問題なのではなくて、ただ単純に自分が力不足なだけだ。

だから、絶対にこのこだわりそのものは間違っていないはずだと信じ、貫いてゆくつもりである。


以下、この日気付いたことや見えてきたものの備忘録。

《診断で受診者が目指す方向の分類》
●現状を診断し、これから進むべき道を探る
・長所、短所の自覚→長所であれば利用法、短所であれば改善法を探る
・今の自分にない選択肢の発見
●日頃感じている問題点の原因を突き止め、その改善に向かう
●今の自分が獲得したい声へのアプローチ方法を探る

《受診者へのアプローチ法の分類》
◆身体への刺激により引き起こされる声の変化を利用する
→身体的な癖の改善、新たな感覚の発見
◆発する言葉のイメージをひとつずつ具体的にしてゆく
→滑舌の悪さ及び呼吸と言葉の不一致の改善、意思の込められた深みのある声の獲得
◆他者の呼吸や声と同調させる
→自意識による緊張の解消、自らにはない質の呼吸の発見
◆「自らで問題点を見付け出し、考える」という回路の構築
→学びの効率の向上、日常生活における発見の増加
by syohousen | 2010-04-02 18:42 | レポート(勉強会)