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1/31(木) 「せんだい若者サポートステーション」コミュニケーションWS レポ

1/31(木)14:00~16:00
ARC>T出前部「せんだい若者サポートステーション」コミュニケーションWS
@八本松市民センター

■ファシリテーター:小濱 昭博

【ふりかえり】
もうだいぶお馴染みになってきつつあるせんだい若者サポートステーションのコミュニケーションWS。
今回は三角フラスコ代表でもある俳優の小濱くんがファシリテーターとなり、横山は補助者としての参加であった。

なんというか今回、これまでの自分が作り出してきた流れのようなものを、小濱くんがいい意味で壊してくれたのがこの活動そのものにとっても非常によい影響をもたらしてくれるのではないかなという気がした。
というのも、自分であったらWS開始直後にいきなり参加者同士で相手の身体を触れさせたりするような進行はまず浮かんでこないからだ。

自分が演劇に不慣れな方を対象にしている演劇の手法を用いたWSを行う際には、導入部分に物凄く気を遣うため、とても繊細なところから入ることを心掛けている。
がしかし小濱くんの場合、いきなり円になり座った状態で隣の人の足を持ってマッサージを行うところから始めたのである。

これは自分にとってもかなり驚かされるWSの入り方であった。
自分のWS観の中には、このような発想がなかったからだ。

が、それが今回のあの場ではとてもいい効果をもたらしていたと感じた。
というのも、ともすると上記のような発想の持ち主である人がファシリテートするWSが横山をはじめとしてしばらく続いていたために、「このWSはこういう感じで入るだろうな」という安心感がよくも悪くも参加者の中には芽生えてき始めていたように見受けられてきていたところであったためである。
そのために、今回の彼のある種無神経な(これは褒め言葉として)導入の仕方が、その馴れの芽をうまい具合に摘み取ってくれて、参加者の方々の中に新たな視点からコミュニケーションというものを見つめられるような回路を新たに組み込ませてくれたなと、そんなことを思わされたりもした。

面白いなぁって思う。
自分の中ではタブー視していたものが、ファシリテーターが違っただけで効果的に作用する手段になってしまうのだから。

なんというか、今回のこのWSは、自分のファシリテート観についても大きく見直させてくれるとてもよい機会になったなと思っている。
今後も彼はこの企画に関わり続けてくれるとのことで、それだけに、お互いによい刺激と影響を与え合ってゆけるようになれたらなと、そう考えている。
きっとそうしてゆくことが、このせんだい若者サポートステーションの参加者の方々にもよい影響を及ぼしてゆくことにも繋がってゆくのだと思うので。
by syohousen | 2013-02-01 01:55 | レポート(スタッフ参加企画)
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