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2012年総括

昨日は2012年の最後の月についてを書きました。
本日は2012年そのものについて、書いてみようかと。

今年は、年明け直後には
まさかこのような状況に身を置くことになるとは思ってもみなかったです。

それは今年初めに書いた記事を読み返してみてもわかります。


まあ、いいことも悪いこともこれが現実なのだから
それらを丸々受け容れ生きてゆくしかないのですが、
しかし受け容れるにしてもあまりに大きな存在を失ってしまった、、、
というのが今の正直な気持ちではあります。

こんなにも、別れというものはあっけなく訪れるものなのだなと、
痛いほどに思い知らされました。


わかってはいたつもりでした。


でもそれも「つもり」でしかなかった。


ぽっかりと空いてしまった空白は、おそらく今後埋められることはないでしょう。

それだけは確実に言えます。


しかし、それが生きてゆく、ということでもありますし、
それは必ずしも悪いことである訳でもないと思います。

だから自分は、その空白を抱えつつ、同時に祈りも心に抱きつつ、
これからを生きてゆかねばなと、そう思っております。

傍にいる人を大切に想い、そしてその想いをしっかりと行動にも表しながら。



それにしても、当初考えていたよりも遥かに早く、
仙台へと活動の中心が移っていったことは、自分でも意外でした。

しかし、だからといって元の想定に合わせる必要はないでしょうし、
この一年で生まれたこのいい流れは
最大限利用してゆく方向で考えてゆくべきだとも思います。

元々の自らの芯の部分さえぶれなければ、
その理想へと向かう道筋は自由でいいはずでしょうから。

ただ、好事魔多しとも言いますし、
うまく事が運ぶときほどその状況に気持ちを流されず、
自らの行う一つひとつの行動に、
しっかりと責任を負ってゆく覚悟を
持つことを忘れないようにもすべきだと思います。

やりたいことが明確に自分の中にある以上、焦ることはないのですから。

但し、自らに許されている時間は有限なんだということも、忘れてはなりませんが。


とにかく、一歩一歩を、全力で、歩んでゆくのだ、という意志を
これからは今まで以上に強く心に持って、生きてゆきたいなと思う。

後悔だけはしない生き方を貫いてゆきたい。


『方丈の海』の時に抱いていた、
あのムキになって目の前のことへと挑んでいった気持ち。執念。

あれこそが、石川さんが自分へ下さったプレゼントだったのだと思っております。

それを宝として、これからの仙台で、
石川さんの愛した街で、演劇を行ってゆこうと、思います。


本当に、ありがとうございました。

石川さんのその想いは、志は、残った自分達が引き継いでゆきます。

もしかするとまだまだ頼りないなと感じるかもしれませんが、
しかし、自分はいかなる手段を使ってでもその志を受け継いでゆくつもりです。

なので、どうぞ任せて下さいませ。



そして、親以外の身内では最も仲がよくて、
どちらかといえば生真面目な両親に代わって
高校時代、色々と悪いこととかを教えてくれたふみおじちゃん。

数年前には、自分が芝居を続けてゆくことに対して反対し、
泣きながら父と喧嘩をしてくれたことをお通夜の後に父から聞いて、
本当に自分のことを想っていてくれたのだと知りました。

本当に、ありがとう。

その想いに応えるためにも、自分は、敢えて貫いてゆきます。妥協はしません。

それが、自分なりの恩返しだと思っているので。

うん、いい報告ができるようがんばりますんで、待っててね。



なんだかしんみりとした話になってしまいましたが、
まあ、自分にとってはそういう年だった訳なのでこれでいいのかなと思っております。

今年もどうもありがとうございました。

また来年も、どうかよろしくお願い致します。
by syohousen | 2012-12-31 18:42 | ふりかえり
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