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11/8(月) 文化庁派遣事業『誰でもダンス』 レポ

11/8(木)10:00~11:30
ARC>T 文化庁芸術家派遣事業 「誰でもダンス」@金田幼稚園

■ファシリテーター:千田みかさ

今回は、幼稚園での開催。
自分にとっては、未就学児を対象としたWSは初めての体験でした。

基本的な流れとしては、多夢多夢舎にて行っている「ダンスのじかん」に近い形式での進行であったのだけれども、しかし、相手が変われば勝手もだいぶ変わってくるもので、その違いがとても面白いものだなぁと、そんなことを補助者として関わりながら思って参加しておりました。

ただ、そんな中でも、自分のこの子供になつかれ易い特性は十二分に発揮されたようで、常に2~3名の子供が自分のどこかしらの部位に触れているか、服を引っ張っている状態で過ごすこととなってしまいました(苦笑)
特に今回は、途中で「宇宙刑事ギャバン」の動きなどをお遊び感覚で自らの動きに盛り込んだりしたため、更に子供達、、その大半は当然の如く男子達に、もみくちゃにされんばかりに好かれておりました。

このこと自体は非常にいいことであるし、そうやって子供の好きそうなものをちょいちょい挟み込むことで興味を引くことはWSに関わってゆく上でいいアクセントになるため、今後も余裕があれば盛り込んでゆきたいなと思ってます。
が、それも加減が大事で、あまり歩み寄りすぎてもお互いの関係性としてはWSを進めてゆく上での良好な関係を築けるとは限らないため、そこで調子に乗ってやりすぎてしまうことは禁物だろうなと、そんな気はします。

常々書いていることなのだけれども、自分のこの子供に好かれ易い特性は、こういう子供と一緒に何かを行う際には非常に強力な武器となるのだろうとは思うのだけれども、がしかし、それを過信してしまえば、なあなあな、緊張感の全くない、双方にとっての甘え合いを生んでしまうような関係に陥ってしまう危うさも含んでいる諸刃の剣でもあるのだと思います。

「子供だから」などという安易な発想は極力避け、お互いに敬意を持ち合えるような関係性を築いてゆけるようにしてゆきたいなと、そうなったら素敵だなぁと、今は思っております。


参加していて気付いたことなのですが、今回、進行途中で何名かの子供が泣き出してしまった際に(その理由も様々なものがありました)、極々自然な形で他の子がそばに行って声をかけたりしていました。

なんというか、大人からしてみると、泣いている子供がいればついつい我先にと声をかけてしまいがちなものでしょうが(特に自分のようなお節介焼きの人間は)、もしかすると、それによってああいった子供同士での深い関わり合いを生む貴重な機会を奪ってしまう可能性もあるのだろうなと、そんなことをあの光景を眺めていて考えさせられました。

今年、自分は仙台に来てから色々な方と一緒にWSなどの時間を過ごすことが増えた訳なのですけれども、どこへ行っても毎回のように、「待つ」「見守る」ということの大切さを教えられております。
今回も、その例に漏れず、その「待つ」ということの大切さをつくづく考えさせられることとなりました。

それはとてもとても有り難いことですし、だからこそ、自らのこれからへと繋げてゆかねばなぁと、心より思います。


金田幼稚園の皆さま、そして、みかささんをはじめとしたあるくとメンバーの皆さん、本当にありがとうございました!
by syohousen | 2012-11-17 16:03 | レポート(スタッフ参加企画)
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