『方丈の海』は昨日、無事に初日の幕を開けることができました。
ラストのシーンにて、自分がこの仙台という地で
こうして再び舞台に立てていることに対し感極まってしまい
涙がこみ上げてきそうになった瞬間がありましたが、
しかし今の自分はそういう感傷に浸るために
舞台に立っている訳ではないのだということを思い出し、
ぐっとこらえて最後まで自らの役へ没頭することに集中しました。
ここまで本当に長かっただけに、色々と思うことは沢山あります。
が、それらをふり返るのは
今のこの初日が開けた段階で行うことではないと思います。
とにかく、それらの想いを全て作品へとぶつけてゆくことに、
今は集中してゆきたいなと、そんな心持ちで最後まで駆け抜けてゆきます。