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7/20(金) 多夢多夢舎「美術のじかん」レポ

7/20(金) ARC>T出前部 「美術のじかん」 @多夢多夢舎中山工房

■ファシリテーター:千田 みかさ(すんぷちょ)

多夢多夢舎へ来たのは3回目ではあるものの、「美術のじかん」への参加は今回が初。
いったいどんなことをやるのか、どんな発見が得られるのか、色んなことへわくわくしながらの参加だったのですが、そのわくわくは全く以て間違ってはいなかった、というよりも、それ以上の楽しさが待っていたのでした。

自分がどう世界を捉えているのかを、今回の場のように少しのきっかけを用意するだけで素直に形にしてしまうことができる。
自らの実感に、素直に委ねることができる方達なんだろうなぁ、というのが自分が一緒に時間を過ごしてみての率直な感想でした。

や、別に彼らのことを過大評価するつもりもないし、だからと言って過小評価するつもりもありません。
が、つくづく感じたのは、彼らはきっと初めからそうであったのではなくて、みかささんをはじめとした多くの方々によるこれまでの積み重ねがあったからこその今なのだということでした。
なのでそのことをなかったこととし、これが当たり前なんだと思って関わってしまうことはとても危ういことなのだと思いますし、だからこそ、今のこの状況下でやれる最高の関わり方を目指して全力で向き合ってゆくことがとても大事なのだろうなと思います。

まあ、とはいってもそれは別に今回の場が特別そうだという訳ではなくて、いつでも、どんなことにでも、そういう姿勢で臨んでゆくべきなのかもしれないのですけれどもね。


さて、そんなこんなで具体的な話に移ります。

今回、とある参加者の方の描いている絵がとても自分の琴線に触れる素敵なタッチであったので、試しに彼の絵を見様見真似ではあるけれども真似をして描いてみました。
もちろん彼と同じような絵を描くことはできないし、同じ感覚を持つことは不可能だということはわかっていたのですが(というかそんなことは誰とであっても不可能ですから)、しかし自分としては、彼と同じ景色を見ることや同じ絵を描けるようになることが大事なのではなくて、彼と自分が出会った結果生まれる化学変化のようなものを形にしてみたかったのです。

その結果、試してみて本当によかったなと心から思えるような絵と、それに伴った発見を得られることができました。

なんというか、ああ、これでいいんだよな、って思えたのです。
自らの感じているものや自らの想いを発するって、こういうことなんだよな、って。

己の心の中にある、余計な飾りがぽろぽろと剥がれ落ちてゆくような感じがしました。

本当に、素晴らしい頂き物をしてしまったなと、思います。
もう足を向けて寝られません(笑)


「ダンスのじかん」とはまた違った意味で、この「美術のじかん」には多くの学びが詰まった素敵な時間だなという実感がありましたし、何よりあのしっとりとした大人な楽しさが癖になりそうです(笑)

今後もじゃんじゃん参加してゆきたいなと思っておりますので、これからもどうぞよろしくお願い致しますね!
by syohousen | 2012-07-21 12:39 | レポート(スタッフ参加企画)
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