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他者との違いを認めたいのであれば、

優れた人を目の当たりにした時に、
「まあ、あの人は自分とは違うから」と
自ら線を引いてしまうことほど勿体ないことってないと思う。

そりゃあ、人との違いはあって当然だし、
安易に比べるものでもないのだとは思うけれども、
しかし、その違いを自らを卑下する方向へと
持っていってしまうのは何か違うと思うし、
それって自分がうまくいかないことへの逃げ道というか
言い訳にも繋がりかねないので、とても危険な考え方だと思う。


その優れた人だって、人知れず積み重ねてきた努力の結果、
現在の成果をあげられるようになった訳で
決して生まれついて優れた能力を持ち合わせていた訳ではないはず。

なのにそこには目を向けず、結果だけを見て
「彼は自分とは違う人間なんだ」という受け止め方をして
自らを慰めようとしてしまうのは、とても失礼なことだ。


他者と自分の違いを認めたいのであれば、
まずは自らのやれる最大限の努力をした上でなければならない。

でないとそれはただ単純に
己の努力不足を正当化させているだけにしかならないのだから。
by syohousen | 2012-07-06 10:29 | ものの見方・捉え方について
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