これは演劇のことだけに関わらないことだけど、
人生を懸けて取り組もうとしている物事がありながら、 例えば稽古場でだけ、とか、人が見ている時にだけ、とか、 そんな対外的な評価の伴う場所の中でだけでしか頑張れないのだったら それは結局やらされているだけなんじゃないのかな。 だって、「人生を懸けて」いる以上は、 常日頃の積み重ねも加えてかなきゃ とてもじゃないけれども追いつかないでしょ。 てか、それでも追いつかないからこそ、 日々の生活の中に存在している 自らの取り組みにとってプラスになる要素を僅かたりとも逃したくない、 と、思うのが自然なのではないかという気がするんです。それが本気なら。 だから、やらなきゃならない場所でだけやっていればいい、とか、 そんな安易な発想でやっているのならば、 絶対に後々後悔するだろうから人生なんか懸けない方がいいよと言いたい。 てか、そもそもそれ人生懸けてないから、フリとかしなくていいってば。 もちろん、ONとOFFの切り替えは大切なことだと思う。 けれども、それと稽古場でだけでがんばりゃいい、 という発想は全く別物であるんだということを理解した方がいい。 特に演劇は、その俳優の日頃の習慣のようなものが ふとした瞬間にこれ以上なく滲み出てくるものだから、 手を抜いた生き方をしていれば自然とそれがが観客へと伝わってくる。 まあ、人間を晒しているんだから当然ですわな。 だからこそ、演劇、というものへの畏れの心を忘れてはいけないし、 となれば、決して手は抜けないはずなんですけどね、本気なら。 てか、やらされてるならほんと、やんなくていいんですからね。
by syohousen
| 2012-06-10 12:58
| つれづれと
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