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色々あっていいはず

どうしてプレイヤー以外の人が下に見られてしまうんだろうか。

どうしてプレイヤーだった人が裏方に転向すると
「諦めた」みたいな感じに見られたりするんだろうか。

どうして東京からそれ以外の地域に拠点を移すと
「都落ち」みたいな見方をされなきゃならないんだろうか。

どうしてその道一本で取り組んでいない人の方が下に見られるんだろうか。


なんか、こういう諸々の「思い込み」からくる変に偏った価値観が、
結果的に演劇を「文化」として定着させにくくしているんじゃないのかって思う。


もちろん、他のことに一切目もくれず愚直に突き進んでゆくことの美しさは分かるし
そうでなければ辿り着くことのできない地点というのはあることも分かる。

けど、物事との関わり方っていうのはそれだけじゃないはずで、
他の全てを犠牲にして関わる姿勢だけが賞賛されているうちは
その業界の裾野は決して拡がってゆくことはないだろうし、
人々の生活の中に入り込むことはまず不可能なことだと思う。


別にいいじゃん、いろんな関わり方があったって。

ほんとに刹那的な享楽のためだけに演劇をやる人がいたっていいじゃない。

趣味として、手に職を持ちながら週1~2回ペースで稽古して
年に1~2回程度だけ発表会を地元の公民館やカフェで開く、でもいいじゃない。


自分は、そういう演劇との多様な関わり方を
担保できるような世の中の環境作りに
生涯を賭けて取り組んでゆきたいと思っている。

もちろん、自分個人としてはプレイヤーとして
より上を目指してゆくことは大前提としてあった上でだけれども。

まあたぶん、その両立は、、、
というか、そもそもそんな綺麗に切り分けられるものではないだろうし、
どちらが欠けても駄目なものなんだろうなとも思うから、
両立自体がきっとごく自然なことなんだろうけれども。

むしろどちらかに偏りだした時が、気をつけねばならない時だと思う。


きっとそれって大変なことだとは思う。

けど、嫌な大変さじゃないなとも思っているし、そんな感触も既にしている。

なのでまあ、しっかりじっくり、そしてたしかに一歩ずつ、歩んでいきたいなと。
by syohousen | 2012-04-24 10:37 | つれづれと
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