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4/13(金) 【第3回】『新作戯曲の試食会』レポ

4/13(金)19:00~21:45
【第3回】『新作戯曲の試食会』
@落合第二地域センター・工作室

◆使用テキスト◆
●作:土路生真隆『惑星さがし』

【ふりかえり】
今回、第3回目の開催にして、参加人数が11名と大きく増えた。
やはり人数が多いと選択肢も増えるし、何より一人ひとりが見せる表情の多様さが単純に楽しい。
また、今回集まって下さった方たちも、それぞれで活躍しているフィールドの違った方々が参加して下さっていたので、「そうきたか!」という思いもしないようなアプローチからの台詞への仕掛けが見られたりして色々新鮮な時間を過ごすことができた。

また、今回は時間の都合で戯曲の内容について色々と意見交換する時間をこの会の中では設けることができなかったのだが、それはそれで悪くはない進行ではあったのかなぁとも感じることができた。
さすがに毎回何も言わずにただ読むだけで終わらせてしまうのはあまりよろしいことではないのかもしれないのだけれども、しかしもしかすると、数回に1回はこうしてただただ黙々と読むことを繰り返すような場を設けてみてもいいのかなという気がした。

何故そのようなことを感じたのかといえば、この会が終わった後に参加者みんなで店に入り交流がてら食事をしたのだけれども、その時に先の会の中でそれぞれが感じていたことを、誰が促すでもなく自然と話し始めて、とても無理なく話が盛り上がっていったのを目の当たりにしたからだ。
読み会含めこれまでに開催してきた戯曲を読んでフィードバック、という形式では、あそこまでの盛り上がりに繋がったことはなかったのでこれは本当に色々と考えさせられた。

たぶん、これまでの会でも、盛り上がってはいなかったけれども別に参加者の方々が何も感じていなかった訳ではなかったのだとは思うし、それは自分も承知していたことだった。
しかし何故それを引き出すことができなかったのか、どうしたら引き出せるのか、それがどうしても見い出せなかったのが正直なところだった。
かなり色々なことは試してきたのだが、どれも有効打にはならずに、結局は停滞気味の空気が場に流れてしまいがちであったのだ。

が、今回のこの会の後に入った店での盛り上がり方は、自分が理想としていたようなくらいに活発に意見が飛び交う、とてもポジティブな発想の循環が生まれていたように感じられた。

きっと、そういうことなんだろうな、と思った。


という訳で、次回はこの経験を踏まえた上で、より各参加者にとって有意義な時間を過ごせるような場の構築を目指してみたいなと思っている。
というか、かなり具体的に、次回のこの会の進行プランは浮かんできているので、早速5月頭に予定している第4回には反映させてゆくつもりだ。

やはり人と連携しつつ場を作り上げてゆく、ということからは得るものが非常に多い。
きっとそこに気付けたということは、この勉強会も次のステージに上がったのかもしれないなと、そんなことを思い始めてきている。

という訳で、この勉強会も、今後の発展のため大きく手を加えてゆくつもりなので、近いうちにこのブログからもお知らせをすることになるかと。
by syohousen | 2012-04-14 22:31 | レポート(勉強会)
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