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12/15(木) 横山自主稽古レポ

12/15(木)10:00~12:00 横山自主稽古 @高階南公民館・会議室3号

【進行】

■縄跳びのボクサー跳びをしながら「外郎売」をフルで(ゆったりと語る)

■『少女Aの帰還』を昨日の稽古で生まれた稽古を踏まえて読む
→同テキストを物真似で読む(藤岡弘、氏、大滝秀治氏、田中邦衛氏、森本レオ氏、渡辺洋一氏)
→同テキストを一音一音明確に区切り、スタッカートで読む
→同テキストをフラットに読む

【ふりかえり】
昨日に引き続いての自主稽古。
今日は、「台詞で遊ぶ」ということに徹して取り組んでみた。

まず、アップのための跳びながらの「外郎売」では可能な限りスローなペースで、しかし呼吸は乱さずに語ることを強く意識して取り組み、朝のまだ寝ているであろう身体を起こしつつ高めるようにしてみた。
やってみて実感したが思っていたよりも相当苦しく途中何度か呼吸が上がってしまい言葉が噛み噛みの状態に陥ってしまった瞬間があったのだが、それでも諦めずにゆったりとした質感だけはキープしながら最後まで続け切った。
ここ最近ずっと続けているこのエクササイズではあるが、呼吸や身体へ対し非常に効果的でしかも汎用性も高い便利なアプローチであるなと実感しているため、今後も様々なバリエーションを設けつつ続けてゆけたらなと思っている。


さて、身体も温まってからはとにかく台詞を用い物真似で遊ぶことに没頭してみた。
今回の物真似のチョイスだが、最初の藤岡弘、氏以外は発声時の呼吸に特徴のある方達を選んでみた(ちなみに藤岡弘、氏は、自分が大好きな方であり、自らのバリエーションの中で最も得意な方なので選んだ)。

特に森本レオ氏と渡辺洋一氏は、自分の呼吸の癖を自覚するためにはとても助けになる特徴を持った方達であったなと実感している。
呼気が言葉に混じりがちの森本レオさんの真似をして喋れば、発語する際の呼吸の支えをしっかり意識しないと聞こえてくる言葉がぐしゃぐしゃになってしまう。
渡辺洋一さんの場合、あの独特のリズムが適当であってはならず、言葉の意味合いをしっかりと踏まえた上で明確に区切って喋らないと、実は面白くならなかったりする。

そんなこんなで、上記のような特徴の呼吸で以て発語する習慣は今の自分にはほとんどなかったため、この2人の物真似をしてみることによって自らの呼吸の引き出しを増やすきっかけにすることができたのではないかと思っている。
現に、その後にフラットな状態に戻して読んでみた際、自分の呼吸がかなり自由になっていたように感じることができ、これは非常に大きな収穫であった。


それに加えて、最後に台詞を単音ずつに分解し、腹での呼吸の支えを意識しながらやや過剰気味にスタッカートで読んでみることをした。
これは自分の癖である「語尾の息が抜ける」という状態を矯正するためのエクササイズで、以前からよく取り組んでいたものだ。
やはり勝手知ったるエクササイズであるためか、こちらもかなり効果はてきめんだった。
フラットに戻して読んでみた際の言葉の一音一音への呼吸の入り方がまるで変わった実感があった。


今回の自主稽古は、たぶんこれまでの自主稽古の中で一番発見の多い充実した時間になったと思う。
それもひとえに明確な問題意識が自分の中にあったためなのだろうなと感じた。
そういう意味では、公演稽古の期間中だからこそ、こういう自主稽古がとても重要になってくるのかもしれない。

しかし昨日も書いたことだが、いくら自主稽古で充実した時間を過ごせたとしても、それが創作の方へ繋がってゆかねば何の意味もない。
だからこそ、今日のこの発見に安堵するのではなく、この発見を本稽古の場で更なる前進のために活用させてゆけるよう強く意識して創作の場へと臨んでゆきたいなと思う。
by syohousen | 2011-12-15 14:40 | レポート(その他)
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