北海道での観劇で印象深かったことのひとつに、
「暗転時の闇の深さ」がありました。
青森の劇団『弘前劇場』の長谷川さんがご自身の著書の中で
「真の暗闇を感じるためには静けさが絶対に必要だ」と
書かれていたのですが、その言葉の意味を
先日の北海道での公演でまざまざと思い知らされた気がします。
あの暗転時の吸い込まれてしまいそうな静けさは、
がちゃがちゃとした雑多な音に溢れた首都圏では
たぶん体験することはできない静寂なんじゃないかなと。
きっと、こういうところにも地域性というものは出るんでしょうね。
またひとつ、地域で演劇を行うことへの魅力を発見できたようです。