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1/18(火) 読み会レポ

1/18(火)18:00~20:30
【声と身体の処方箋・勉強会】『読み会』
@阿佐谷地域区民センター・第一レクリエーション室

◆使用テキスト:平田オリザ『ヤルタ会談』

【進行】

■先週のフィードバック
■各参加者毎に15分ずつ設け、その中で自分なりの演出を行ってみる
■各演出に対し、感じたことなどをフィードバック&シェアリング
■演出からの解説

【ふりかえり】
今週の読み会は、興味深い発見に満ちた非常に有意義な時間であった。

参加メンバーが今回のテキストのキャスト人数分である3名しかいなかったこと、そして全員が先週も参加していた面子だったこと、それらを踏まえての進行がどうやら功を奏したようである。

まず、先週の充実した読み会での経験を一週間経った上で改めて振り返ってみることで、やりながら見えてくるものとはまた違った時間を置くことでしかみえてこないような発見が得られた。
おそらくは冷静に当時を振り返ることができるようになったからなのだと思うのだけれども、あの時に起こっていたことを、数ある現象の中のひとつとして捉えることができるようになっていて、「そうじゃない可能性」についても色々と話せるようになっていたのだ。
特に、先週最後に行った「無感情で読む」というアプローチと昨年最後の読み会時に行った「棒読みで読む」というアプローチとは何が違うのか、から始まって、最終的には「形式からのアプローチ」や「身体からのアプローチ」と「感情からのアプローチ」との違いについてまでを伝統芸能、ロボット演劇、静かな演劇、スタニスラフスキーシステム、マイズナーメソッド、スズキメソッドなどを絡めつつ、様々な視点から話し合うことができたのはよかったと思う。


その後は各参加者毎に15分ずつ時間を割り振って、その時間内で残りの2人に演出をつける、ということを行ってみた。
3人とも同じシーンで演出をつけるため、演出を受ける側にとってもその違いを味わうことができるためそこからの新たな発見に繋がるかもしれないし、今回の3名はそれぞれが劇作・演出の人と俳優・指導の人と俳優一本の人ということで演劇との距離感が皆違っているためその違いが演出にも顕著に表れていて非常に面白かった。

外界からの刺激や構造的な部分への演出によって俳優に変化を与えようとするやり方、演出で俳優の身を置く環境の土台を作って後は俳優の内面をどんどん具体化させてゆくことに集中するやり方、とにかく俳優の身体感覚に訴えかけて俳優の変化を促すやり方、、、乱暴にだけれども大きく分けてこのような違いがあったように思う。
そのどれもがその人なりの演劇観を反映したものであったし、だからこそ、新鮮な発見との出会いが沢山あったように感じた。

こういった形でのエクササイズは人が変わればまた違った変化が訪れるだろうし、特に普段演出という立場に馴染みのない人にとっては貴重な体験にもなるだろうから、今後も機会があれば取り入れてゆきたいものだなと思った。


この読み会も、最近いい感じに機能してきている気がする。

しかし一番の課題として、自由参加としているために参加人数がどうしても安定してこないことが挙げられる。
そこについて、もう少ししっかりと対策を練ってゆきたいなと、いや、練ってゆかねばならないと思う。
でないと勿体無さ過ぎる。
価値あることはやっている確信はあるのだから、それだけの場に仕立て上げてゆかねば。
by syohousen | 2011-01-19 10:28 | レポート(勉強会)
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