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10/19(火) 読み会レポ

10/19(火)18:00~21:30
【声と身体の処方箋・勉強会】『読み会』 @野沢地区会館

◆使用テキスト:野田秀樹『赤鬼』

【レポート】
この読み会も3回目になる。
先週見えてきた課題について、自分は今週ずっと頭から離れずにいた。

この会の意義は何なんだろうか、
誰のために行われているものなのだろうか、
どのような会になることを望んでいるのだろうか、、、

まあ、そんなことを一人で悶々と頭の中に巡らせていても、
解決に繋がるアイデアなどそう簡単に浮かぶ訳もなく、
だからもう、とにかく「参加者と共に見付け出そう」と発想を切り替え、
頼れる部分はみんなに頼ろうと、そう考えるようにしてみた。


その発想の切り替えが功を奏したのか、
解決、、、とまではいかなかったものの、
先週よりも確実に前進ができたなという実感が持てた。

自分がこの場において、参加者のみんなへ
どのようにしてアプローチしてゆけばいいのかが見えてきたためだ。


過去2回の開催時の自分は、
「この『読み会』という取り組みそのものをどうするか」
というとても大きなところから思考をスタートさせていた。

そこを今回は、
「今のこのメンバーでどういう時間を作り出してゆこうか」
という点に絞って思考するようにしてみたのだ。

その結果、こちらからの働き掛けと、
各参加者毎が自らの力で見い出す発見とのバランスが、
前回よりも遥かにいい按配で取れていたように感じられた。

なるほどなー、とつくづく実感した。

たったこの程度の発想の切り替えだけで
ここまで場の進行に変化が訪れるのだから、
とても怖くもあるし、面白くもある。


ちなみに今回の進行は以下の通り。

●「声に出してものを読む」という行為についての意見交換

■一つひとつの戯曲の言葉を、自分の方言(ない人は普段の言葉遣い)に変換してから読み始めるようにしてみる
●フィードバック

■極力声を小さくして読んでみる
●フィードバック

今回は、一番初めに行ったディスカッションで生まれてきたものを、実際の読みの時のアプローチに利用してみる、という感じで行ってみた。

これも今回のメンバー間で話し合ってみているうちに、そうした方が今回は各参加者毎の今の言葉に対しての欲求に近く、だからこその発見が多いのではないかと感じたために選び取ってみたやり方である。
だからたぶん、日が変わって参加者達の言葉に対する見方が変わったりすれば、たとえ今回と同じメンバーが集まったとしても、決して同じアプローチにはならないんじゃないかなと思う。
もしかしたら、次の読み会では何の手も加えずに、フラットな状態での読みだけになるかもしれない。


そう。こういう進め方でやってゆくのが今の自分達には合っているのかもしれない。

まあ、それも変わってゆくのだろうけれども、でも、その時はその時。

今後も色々と試してゆくことには変わりはないが、今回の読み会を通して、ちょっとだけ、前進できたような気がする。
そう実感できる取っ掛かりを見い出すことができたのは、素直に嬉しいなと思っている。

でも、それはそれ。
今回も反省点や課題は多く残ったのだから、それら一つひとつをしっかりとクリアにしてゆくようにしたい。
by syohousen | 2010-10-22 22:14 | レポート(勉強会)
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