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10/5(火) 読み会レポ

10/5(火)18:00~21:30
【声と身体の処方箋・勉強会】『読み会』 @祖師谷地区会館

◆使用テキスト:野田秀樹『赤鬼』

【レポート】
初の読み会。

今回の進行は、以下の通り。

■役を決めるのではなく、一つひとつの台詞毎に交代交代で読んでゆく
■役を決め、ト書きを飛ばして普通に読んでみる


最初に台詞毎に順番で読んでみたのは、初読なだけに役にとらわれずに戯曲を眺めてみたいという考えがあったため。
ただ、これはこれで戯曲全体の眺めを遮るものが生まれてきてしまうような気がしたので、今後も読み会を続けてゆくに当たっては、この「初読」というものをよく考えていきたいなと思う。
たぶん、当面の間は色々と試してゆくかと。


2回目の読みでは、実際に配役を行ってみて、ト書きは読まず、最初から最後までをノンストップで読んでみた。
ちなみに配役は立候補制で、今回は役の数=参加人数な上に男女比のバランスもよかったので、すんなりと決まった。

今後、ここの配役についてをどう組ませてゆくのかが、この読み会を有意義な時間にできるかどうかの一つの鍵となってくるのかもしれない。
もちろんそれだけではないのも分かっているのだが、演出というフィルターを通す前の段階での「戯曲を読む」ということに取り組んでいる以上、どこかで無秩序にならないよう、また、具体的には何も発見がなかったのにこの場に参加したというだけで何かをやったり得た気になってしまうことを防ぐためにも、最低限の仕掛けのようなものは必要なのかもしれない。
その日、その場に集まってくれた面子における最大効果を生み出せる仕掛けが。

もちろん過度な干渉はこの会の主旨に反することではあるため、あくまでもその仕掛けは最低限に止めておくべきことではあるのだが、だからといって無策のままに臨んでしまっては、単なる参加者同士の自己満足感を得るための場でしかなくなってしまうだろう。

まあ、そのバランスの取り方は非常に難しいことではあるのだろうけれども、この活動が今後続いてゆくのかどうかの非常に重要なポイントではあると思うので、考えてゆかねばならないことなんだと思う。


あとはタイムスケジュールの問題も結構難しいなと感じた。
短編でもない限り、戯曲はどんなに短いものでも1時間はかかってしまうので、時間を目一杯使っても通しでは3回読むのが精一杯だ。
3時間を越えるようなものは1回しか読めない。

そのため、抜粋にしたり途中でキャストを変えてみたりしながら読むのがいいのか、それとも通して読むことにこだわってゆくべきなのか、そこの判断も問われてくる。
とりあえず、この会の主旨としては、通して読むことにこだわっていきたいとは思っている。
しかし、例えば参加人数が戯曲の役の数を遥かに越えてしまった場合にどうするのか、等の課題は沢山ある。

ここら辺についても、今後しっかりと見極めてゆかねばならないポイントだと思う。


最後に、フィードバックについて。
これについてはある程度どうなるかは予測していたのだが、その予測以上に、難しいなと感じた。

やはり明確に司会進行の役割を担う人間を設けた方がいいことがよく分かった。
まあ、担う人間を設けるというか、自分がそれをやる、ということなのだが。

ただ、そうは言っても場の盛り上がり方によってその都度進行の働き掛け具合をうまく調整できる人間でなければならず、それだけに相当難しい判断を常時求められることになると思う。
大変ではあるが、それが必要不可欠な存在であることは今回の具合を見て痛感したので、今後はどう各人のフィードバックへと働きかけてゆくことが有効であるかをしっかりと考え、毎回然るべき準備をした上で、この場へと臨んでゆくようにしたい。


初回にしてかなりの問題・課題を露呈してしまったこの読み会ではあるが、この会を継続させてゆく意義のようなものは強く感じることができた。
生まれた課題は一つひとつ確実にクリアにしてゆきつつ、よりよい環境作りを心掛けてゆきたい。
by syohousen | 2010-10-10 12:10 | レポート(勉強会)
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