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「稽古」と「練習」について思うこと

「稽古」を「練習」と表現することに異を唱える人は多いが、
演劇の世界において「稽古」という言葉が
ほとんどの場合に「公演稽古」のことしか指していないことに対し
疑問を持っている人って少ない気がする。

誤解を恐れず言うならば、
それこそ本番のための「練習」だと
思われても仕方がないんじゃないか。


単純な「お稽古事」としての「稽古」というのも
もっとあっていいと自分は思うんだが、どうだろうか。


「もっと稽古したいんだけど、なかなか公演が決まらなくてね、、、」
という話を聞く度に、
「なら自分でそういう場を作って稽古すればいいじゃん」
と思ってしまうのも、そのためだったりする。


なお、「稽古」の意味を調べてみると、、、

1 芸能・武術・技術などを習うこと。また、練習。
2 芝居などで、本番前の練習。下げいこ。リハーサル。
3 昔の書を読んで物の道理や故実を学ぶこと。学問。

また、「稽古」という言葉には
「古(いにしえ)を稽(かんが)える」
という意味合いが込められているとのこと。


辞書を調べてみるだけでも、
「稽古」という言葉にはこれだけの意味が含まれていることが分かる。

にも関わらず、「何か発表の機会がなければやらない」
という意味合いでしか「稽古」という言葉を捉えていないのは、
ずいぶんと了見の狭い話ではないかな、、、と感じてしまう。

やはり、「稽古」という言葉の意味を
今一度見つめ直してみることは大事なことなんじゃないかと思う。
by syohousen | 2010-06-22 19:48 | 俳優訓練について
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