自分は、表には出さないけれど
自分の出演する作品を観てもらえなかったりした場合には、
ほぼ間違いなく感情的になってしまいます。
まあ、要するに、物凄く泣きたくなるし、
同時に激しい怒りも感じてしまうということです。
でも、思うのは、それくらいのプライドも持てないような作品を
果たして上演してしまっていいのだろうか、ということ。
だって、自分は「誰かに観て欲しい」という想いを出発点として
創作に取り掛かる人間であるから、どんな理由があろうとも
観てもらえないのは悔しいことに変わりがないんです。
特に、形の残らないものである舞台作品においては
毎回が最初で最後のチャンスである訳だから、
簡単に「じゃあ次でいいよ」という風に済ませられる訳がないんです。
や、まあ、それでも現実問題として仕方ないことではあるので
別に相手を責めたりとかは決してしませんが。
まあ、こんな青臭い発想ではいつか身が持たなくなるだろうし、
人との摩擦も生まれ易いのかもだけれども、
でも、ムキになれない作品を世に出すことの方が自分にとっては耐え難いことなので、
今後もこのスタンスは崩すことはないです。