2007年8月10日(金) 『声と身体の処方箋WS』2日目 @岩戸地域センター
【メニュー】 ●二人組ストレッチ ●いざない ●あっち向いてホイ(ノーマル→緩急→声なし→声なし+緩急) ●距離感 ●同調歩き(1人→5人→1人) ●全員でカウント(30まで) ●目つぶりダンス ●立ち座り ●同調ダンス 今回のテーマは「自己と他者」 言語以外の手段を用いていかに他者とコミュニケーションをとるか。そういった主旨のメニュー中心で構成しました。 特に“呼吸”と“皮膚感覚”に重点を置いており、「他者に触れる」という事がいかにすごい事なのかを実感してもらう事が狙いです。 普段他者との関係性に無頓着であったりすると、いざ人前に立った時にその舞台上という非日常性に甘えてしまい、「他者に触れる」事や「相手の目を見つめる」という行為に対して鈍感になってしまいます。 他者との距離感のない芝居だったり、 触れられても身体に何の変化もなかったり、 目は合っているのに何も見えていなかったり… お芝居において、台詞はひとつの要素でしかありません。 他にも「距離感」「目線」「身体の変化」など、舞台を構成している要素は沢山あります。それらが複雑に絡み合う事でひとつの空間が生まれ、物語が紡ぎ出されてゆく訳です。 言語を用いない形でのコミュニケーションを通じて、舞台における言語以外の部分での可能性や楽しさを発見してもらいつつ、同時にお芝居での台詞の位置付けにまで気付いて頂けたなら、大成功であったと言えるでしょう。
by syohousen
| 2007-08-25 21:31
| レポート(主催)
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