11/16(金)19:00~22:00
breakthroughワークショップ @青葉区中央市民センター・第二会議室 ★ファシリテーター:伊藤 拓 前回が個人的にいまひとつ納得のいかなかった内容であっただけに、今回はかなり高めにハードルを設け臨んだ拓さんのWS。 今回は、その意識の持ち方が非常にいい方向へと作用したため、とても有意義な時間を過ごすことができた。 こんなにいい状態であったことは自分でも珍しいことなのかもしれない、というくらいに、気負うでもなく、かといって抜き過ぎる訳でもなく、適度な緊張感で以て臨むことができた3時間であった。 こういう時というのは、自らを取り巻くポジティブな要素だけでなくネガティブな要素すらもことごとく味方に付けることが可能なんじゃないかと思えるくらいに頭の中がクリアな状態で、多少の躓きも次の一歩を踏み出す際の反動として利用できるような、そんな感覚を覚えてくる。 実際、最初に行ったシアターゲーム的なエクササイズの際にも、負荷が増えてきてこなさねばならない情報量が増えてきているにも関わらず、全く動じることなく一つひとつをどう捌けば次の一手を打ち出し易いのか、という判断を下せていた。 その冷静さには自分でも驚くほどで、結果、あるエクササイズの時には他のメンバーは全員ミスをしたのに自分だけノーミスで最後までやりきれたものもあった。 別にノーミスであったことがいい訳ではないのだが、ただ、あの時のノーミスは、ちゃんとミスをした時の自分とも向き合った状態でのノーミスで、なんというか、しっかりと「畏れ」のようなものを心に抱いた状態で行えていたことがとても重要なことであったのだと思う。 今自らが行っていること、そして一緒にやっている仲間へ対する畏れようなものを持った上で、それを乗り越え、ひとつたりとも気を抜かずに最後までやり抜いたことが重要なことであったのだ。 「畏れ」とは、言い換えてみればそのもの、或いはその人へ対する「敬意」とも言えるものだと思う。 そして、その敬意があったからこそ、最後の「自分の大切なものを“その場で”紹介する」というエクササイズの好結果にも繋がったのだと思う。 このエクササイズが、前回からずっとターゲットにしていたエクササイズで、今回は何がなんでも挑戦してやろうとしていたものである。 おそらくはこの挑む気持ちが、今回のこのいい状態を生み出していたのだと思うし、だからこそ、この状態の自分がこのエクササイズとどこまで闘えるのかなと、自分自身でも大きな期待を抱いてもいた。 その期待を、自分個人の感覚としては及第点ながら越えられたのではないかと思っている。 特に序盤は自意識をうまくコントロールできていたため、「人前に立つ」ということへの恐怖をしっかりと真正面から引き受け、それと同時に今手元にある大切なものとの対話を通して生まれてきた言葉を一つひとつ丁寧に丁寧に紡いでゆく、、という作業が驚くほど素直に行えていたと思う。 途中、観ている方達へと意識を裂き過ぎてしまい、自意識がひょっこり顔を出してきてしまった瞬間はあったのだが、しかしそれに気付けてからはまたすぐに軌道修正し、再び手元の大切なものへと集中を戻すことができていたのはやはり自分の状態のよさがあったればこそだったのだろうなと、そんな気がしている。 ちゃんと自らの成果も認められるし、今後への課題もかなり具体的に見えてきていて、このように自らの現状と次のステップへ進むための目標がすっきりはっきりと見通せる状態でエクササイズを終えられたというのは、その内容が充実していた何よりの証拠だと思う。 それだけに、これを今回だけのことで終えずにこれからへと繋いでゆくことがとても重要なことであるし、また、そうしなければ今回のこのよかった感触も全てとは言わないが、かなりの割合で無駄となってしまうだろう。 だからこそ、次回もチャレンジャーの意識で以て挑んでゆこうかと思う。
by syohousen
| 2012-11-18 16:08
| レポート(外部受講)
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