『方丈の海』も、本日でいよいよ千秋楽。
正直言って今回、「あっという間だった」とか「早かった」とか、
そんな感覚は一切ありませんでした。
もう相当の長い期間、この作品に力を注いでいるような感じがします。
しかしそれも今日でひとつの区切りを迎えます。
ただ、どうやら再演というか、他地域での上演の催促の話が
多く寄せられているらしく、まだまだ実現へ向けての課題は多いものの、
この作品を持って日本各地を回ることもあり得るなと、そんな予感がしております。
個人的には、まだ終わっていないので
今後のことを考えるつもりもないのですが、
ただ、自分はこの作品に一度関わった以上は
後人生においてこの作品とはどこまでも付き合ってゆく覚悟でいます。
もう、そういう宿命であるのだ、ということを受け容れてます。
しかしまあ、それをどうこう語れるのもまず今日をやり切ってから、です。
最後だからとかそんなことは、作品にとっては本当に些細なことで、
今日も、作品とは全身全霊で以て向き合うことをまず第一に、臨んでゆきます。
これからを語るのだとしたら、それをしてから、だと思ってます。
今日も、よろしくお願いします。