6/28(火)18:30~ 桜美林大学アウトリーチWSデモ @プルヌス201号室
■リーダー:吉田彩乃 【進行】 0.好きなものマップづくり 1.自己紹介(自分の名前と呼ばれたいあだ名) 2.好きなものマップ 3.2人1組になってお互いの自己紹介→全体に向けて他己紹介 4.黒い箱の中に入ったものに触れてみてその感触をようすのことばで表現してみる 5.絵本→ようすのことばを選ぶ、言う 6.好きなものをようすのことばで表す→他人のようすのことばを味わう 7.今日全体のふりかえり 【ふりかえり】 縁あって桜美林大学のアウトリーチ活動へ向けての実験的な場としてのWSデモへと参加させて頂きました。 アウトリーチ活動に関しては以前から興味があったし、今の自分が目指しているものから言って今後はどこかしらで自分もこういった取り組みには携わってゆくことになるだろうなと考えていたので、このような機会を得られたことは本当に有り難かったです。 が、それ以上に、今回のWSのファシリテーター(WSリーダー)であった彩乃ちゃんのWS進行の在り方から自分はとても多くのことを学ばせてもらえたものでして、結果的にはそれが今回のWSでの一番の収穫だったなと感じてます。 彩乃ちゃんの何がそんなに素晴らしかったのかというと、徹底して「好き」を貫き通すその姿勢で、しかもその「好き」は決して押し付けがましい訳でもなく、その身体の奥底の方から湧き上がってくるような揺るぎ無いパッションのようなものによって場そのものが巻き込まれてゆくような感覚にさせてもらえた点。 当人がどこまで自覚しているかは分からないのだけれども、彩乃ちゃんが自らの好きなものについてを語っている時は身体がとてもオープンな状態になっていて、たとえ聞いている側がその「好きなもの」を100%理解できなかったとしてもその身体の状態につられてふと気付いた時には自然と耳を傾けようという身体になれていたんじゃないかなと思います。 たぶん、それがあの場にポジティブな循環を生み出していたんじゃないのかなーって、そう思うんです。 実はこの感覚、どこかで体験したような気がしていて、一体誰のWSの時だろうなと考えてみてふと気付いたんですが、新国立劇場ヘッドコーチの池内さんのWSを受けた時の感覚に近いんじゃないかなって気がします。 池内さんのWSって、物凄く巻き込まれている感が強くて(勿論いい意味で)、説明も最低限しか行っていないにも関わらずいつの間にかその場への居方のようなものを身体で得心させてくれる印象があるんですよね。 そして何がすごいって、同じような内容のWSを別の場で行っても、その場で初めて生まれたエクササイズのような感覚にさせてくれたりもするんです。 や、で、何が言いたいのかというと、別に池内さんを目指せばいいとかそういうことではなくて、あそこで見せてくれた溢れ出てくるようなパッションというものは十分武器になり得るものなんだ、ということなんです。 だからそこは今後も活用してゆけるのではないか、と思ったのです。 そしてそれは自分にも当てはまる話だろうなと、今後の自らの活動の場でも利用できるだろうなと。 ただ、自分には彩乃ちゃんのようなことは絶対にできないです。 あれは彩乃ちゃんの呼吸だからこそできることであって、自分の呼吸では同じことは不可能だと思います。 しかし自分のやり方に合わせてうまく組み込むことは可能だと思うので、ここでの体験は今後活用できるよう考えてゆこうかと。 色んなタイプの進行のさせ方があるんだなと、改めて実感させてもらえたいい時間でした。 まあ、そうは言っても形式にとらわれ過ぎてしまうとよろしくない結果を招いてしまうこともあり得るので、あまりそこについてこだわるよりも、とにかく全力で場に飛び込んで人と向き合ってゆくことが大前提としてあった上でのタイプというか傾向なんだってことは忘れちゃならないんだけれども。 また、対象とする人達によっても変わってくるだろうから。 WSの内容的にも「ようすのことば」という素材には大きな可能性を感じるし、きっと仕掛け次第では色んな世代へ向けたプログラムが組めるんじゃないかと思います。 自分も擬音などを用いたエクササイズや今の身体の状態を擬音・擬態語で言ってもらったりするものは行ったことがあるけれども、ああいった形でのアプローチの方法はとても新鮮だったし、深みが違ったなと。 もしかするとそれってその扱うものに対する「愛」の大きさが影響しているのかなって思ったり。 自分も結構擬音に対してはこだわりがあるんだけれども、彩乃ちゃんのあのようすのことばに対しての情熱には敵わないなって、感じてしまったくらいですから(笑) でも、そういうことって馬鹿にできない。 きっと、そういうものが人の心を動かすんだと思うから。 や、負けてらんないなと思いましたわ。 とても楽しい有意義な時間を過ごせました。 今後も機会があれば是非参加してゆきたいし、関わってもゆけたらいいなと思ってます。 本当に、ありがとうございました!
by syohousen
| 2011-06-29 19:42
| レポート(外部受講)
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