5/18(水)18:00~21:30
『俳優って?を考え続けてゆくための寺子屋』 @清沓仲通会議室・洋室1 【進行】 ■震災から今に至るまでで感じた(感じる)ことについてフィードバック ■今日一日で印象に残った人についてを話してもらう ■現在の身体状況を言葉にして垂れ流す×3周 ■手足を揺する →続けながら歩き出す →捻る、伸ばすなどのアプローチも加えてみる →空間にあるものに触れてみる →壁に身体の表面(粘膜部分以外)を可能な限り触れさせてみる →自分が「好きだな」と感じるような場所、体勢、景色などを探してみる →自分の直近の演劇公演で演じた役で、今いる空間の一番好きな場所を選ぶ →今度は自分自分自身で好きな場所を選ぶ →役と自分自身とで空間との向き合い方の何が違ったのか、同じだったのか、その他雑感などをフィードバック ■膝を立てた状態で仰向けになり、左右に膝を倒しながら腰周りの緊張を緩めてゆく →その動きの中から自らの身体の現状を探ってゆき、そのまま身体の求めるままに伸ばしたり揺すったりして無理なくほぐしてゆく →最終的に立った状態になり、少しの時間、これまでの自らの動きの余韻や今の身体の状態を味わってみる →フィードバック ■二人一組になって相手の色々な部位を揺する(骨盤、脚、肩、腰などエリアを細かく分けて) →フィードバック ■簡単な設定を決め、「登場→退場」という流れの中へ少しずつ負荷を加えてゆき、タイムリミット(舞台の外からの引力)を段階的に体験することで認識へと落とし込んでみる ■簡単に設定だけを決め、エチュード形式で会話をする →役を交換し、先と同じことを再現してみる →役を元に戻し、同じことをしてみる →台詞をなしにした状態で同じことを再現する →引き続き台詞はなしのままで、今感じていることを言葉にして常時垂れ流し続けながら同じことを再現してみる →フィードバック 【ふりかえり】 読み会に続き、こちらも約2ヶ月ちょっとぶりの開催。 別に自粛とかそういった理由でのお休みだった訳ではなく、計画停電による施設利用の制限や横山の客演によるスケジュールの都合などでなかなか開催に漕ぎ着けることができなかったのが主な理由である。 そんな中、2ヶ月とはいえブランクが空いてしまったことの影響は、進行の中での細かいところで顔を出してしまっていたように感じた。 WS中に出す指示がテンポよく発せられている時にはブランクなどの影響も全くなくさほど問題はないのだけれども、少し躓いた時や当初のイメージ通りに事態が転がってゆかなかった時の建て直しのスピードの面で、以前よりも停滞を感じてしまったのだ。 自分の行うWSの特性上、全てがこちらの予測通りに進んでいってしまっている時というのは参加者にとっての気付きも少なかったりするのが、これまでの経験の中での実感としてある。 参加者の方達が自らの予測のつかない状況に飛び込めるような気持ちになれる仕掛けや環境を生み出すためには、まずは自分自身がそういった状況に飛び込まねばならない。 しかし、予測のつかない状況に飛び込めたとしても、場を進行させる側の人間が少しの躓きでいちいち停滞してしまっているようでは、それはそれで参加者の方々にとっては飛び込みにくい空気が生まれてきてしまう。 だからこそ多少のアクシデントは即座にリカバーできたり、場合によってはそのアクシデントを更なる気付きを生むための仕掛けに利用してしまえたりできるような強かさが必要なのである。 そして今回の寺子屋では、そこの点において若干脆さが出てしまった。 まあ、そこの点での動揺を表に出さず図々しく居座れたのは、これまでの自分を考えればそこは成長した点に挙げられるなとは思うが。 しかしいくら隠せたとしても、場に停滞を生んでしまったのは事実。 ならばそこはしっかりと修正してゆかねばならない。 ただ、今回そうなってしまった原因の中でもブランク以外の理由については既にある程度見当はつけているので、そこは次回までに修正し、万全の状態で臨めるように仕上げねばなと思っている。
by syohousen
| 2011-05-19 23:37
| レポート(主催)
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