もし、切実な想いを以て「こういう風になりたい」と思うのならば、
「何故そうなりたいのか?」ということを具体的に説明できるはず。
もしできないとすれば、
それは外側から与えられた価値観を元にした発想である可能性が高い。
だって、どうしてそうなりたいのかを説明できないってことは、
その変化がその人にとってさほど必要性がないことだってことだから。
たぶん、何かやりたいこと(もしくは理想)があって、
その実現のために「こういう風になりたい」と思うから
切実だし、具体的に思考できるんじゃないかなって思う。
逆にただ「こういう風になりたい」ってことだけを
最終的な目標に掲げてしまっても、
「仏作って魂入れず」の状態に終わってしまうような気がする。
せめて「こういう風になって、こういうリアクションが欲しい」
という考え方である必要があるんじゃないかって思う。
たぶん、アクション(或いは衝動)と結び付けた発想の仕方と
ただ頭でだけで考えている発想の違いって、
そういうところにあるんじゃないかなって気がする。