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それが繊細なものだという自覚は持って欲しい

なんというか、、、
このところの様々な媒体での報道に対し非常に強い違和を感じてしまう、、、

どうしても「結論ありき」の報じ方に見えるのだ。

や、以前からその傾向は見られたのだが、
このところのそれはかなり露骨になってきている気がする。


まだ事実を証明されていない段階にも関わらず
象徴的な映像や音楽などを用いて
既にそれが事実であるかのように印象付けていたり、
ソースのはっきりしない情報だけを根拠にした安易な報道や
具体的な数字を出さない(出しても一部だけ)で特定の人物を叩いたり、、、


以前も書いたが、マスコミが完全中立であらねばならないとは自分も思っていない。

何故なら、例えば見せる映像やVTRの順番をひとつ入れ替えるだけで
視聴者に与える印象が大きく変わってしまうこともある訳で、
その順番を決める段階で発信元の主観のようなものが
どうしても混じってしまうのは仕方のないことだからである。

それだけに関係者の方々には、
視聴者が報道に触れて抱く印象というものが
それほど繊細なものであることを自覚して欲しい。

が、なんだか最近の報道は非常にざっくりとし過ぎていて、とても乱暴に見える、、、


結論ありきの報道(それが自覚的であるかどうかは別として)によって
視聴者に与える印象をある特定のベクトルへと誘導してしまうのは如何なものかと思う。

不十分な情報だけを元に、何でもかんでも突っ込むだけで終わらせるのではなくて、
何故その判断に到ったのか、どこがどう問題なのか、逆の立場の意見はどうなのか、
というように、視聴者がどう受け取るのかという選択肢だけは残して欲しい。
by syohousen | 2009-10-15 08:08 | つれづれと
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