「いやぁぁぁぁぁぁぁ!」
この叫び声、受け取り方によって全く違った意味に受け取れるかと。
低音の野太い声を想像した方には、
おそらく無骨な戦国武将が太刀を大上段に構えた姿、
或いは屈強な肉体を持った格闘家が闘っている姿が
頭の中に浮かんできたのではないかと思う。
しかし、それよりも2オクターブほど高い、女性の声を想像した方には、
襲われている女性が助けを求めて叫んでいる姿が浮かんできたのではないだろうか。
全く同じ文字で構成されたものであっても、
見方や受け取り方次第でここまで印象が変わってしまうものである。
普段の生活においても、新聞の記事やメール、
ネットの書き込みなどの活字媒体に触れる際、ここまでは極端ではなくとも、
これと同じような取り違えを行ってしまう危険性はゼロではないはず。
思い込みによって発信側とは全く違った意味合いに受け取ってしまわぬよう、
逆に発信する際には受信側に誤解を与えてしまわぬよう、
くれぐれも慎重に言葉を吟味してゆく習慣をつけてゆくようにしたいものだ。